私は、日頃から他にやりたいことがある中で宿題と向き合う事は意味がないと考えてしまうことがある。どうすれば前向きに勉強や宿題と向き合えるのか考察してみた。 

 まず、最初に教育とは何か?学校と宿題の役割とは何かを考えてみた。教育とは頭の使い方を学び表現し結果を人と共有しそこから生まれる感情をえる一連の過程である。学校の役割は理解を深める場所である。新しいことを学び他人と共有し生じる感情をえる場所である。一方、宿題とは学んだことを復習し馴染ませることによって成長をもたらす。つまり、教育においてそれぞれの役割がサイクルになっていなければいけない。

 次に前向きに学校教育と向き合えないことがあるのはなぜだろうか?教育とそれぞれの役割を理解しつつも将来と教育の関係性が見えないので意志がわかないからである。一方ゴルフは、現在の気持ちとの関係性が見えるのでやりたいという意志が生じやすい。将来の日常について誰も正確に把握することが出来ないので自分のためと認識しづらい。

 どうしたら前向きに勉強と向き合えるのか?現在の学びと将来のゴールへの繋がりが目に見えないのであれば、可能性を広げていることに目を向けるなら努力ができる。例えば、私の場合では、英語と日本語がわかるので2つの言語が重なり合っている仕事も選択肢として広げることが可能である。しかし、今の努力をやめてしまえばその選択肢を選ぶ事すら出来なくなる。つまり今、私はゴールを決めて結びつけているわけではなく繋がりを広げているのだ。

 最後に、宿題は教育において成長もたらす上で欠かせない存在である。その宿題に前向きに取り組むためには将来のゴールへの繋がりではなく可能性の広がりに目をむける事が大事だ。

高校1年生男子生徒(アメリカ現地校在籍)