答えが与えられる世界から答えを見出す世界に足を踏み出した時に大切な力は何でしょうか。問題を見極め、知識を活用し、解決していく問題解決力です。
この問題解決力は学生時代に鍛えることはできないのでしょうか。十分に出来ます。なぜなら、学生は人との関わり、テスト、部活といった解決力が必要となる場面と毎日向き合っているからです。大切なのは次の点です。

問題解決力を鍛えるための材料として捉えているか

問題解決するための取り組み方を理解し身に付けているか

ここで、問題解決の過程とはどの様なステップで成り立っているのでしょうか。大きく分類すると次の作業と言えます。

問題定義・分析・発見と提案

学校での学習とテストに照らし合わせるといつこの作業を行えるでしょうか。それは、テストの後です。しかし、テスト後には次のテスト範囲の学習や部活などの活動が盛んになり問題解決力を鍛える格好の機会を失ってしまうことがほとんどです。

復習型の学習塾もありますが、それはあくまでテスト内容を次に間違えない様にする範囲に留まります。テスト内容、自分の間違い方の傾向、弱み強み、本質的な問題と原因、次回のテストに向けた勉強の取り組み方の提案範囲までに渡る作業を十分には実施できていないでしょう。継続的な原因把握と勉強への取り組み方への調整こそが本質的なテスト対策へと結びつくのではないでしょうか。そして、テスト後に行われる分析と提案作業こそが問題解決力を鍛え、社会生活にまで及ぶ活きる力となるでしょう。

こくごネットでは読み、考え、書く力の共通道具である言語力を鍛えるノウハウを見出し実践を積み上げて参りました。その様な実績を定期テストという生きた教材を用いて問題解決力を鍛える取り組みにも展開しております。
目の前にある生きた教材を「読み・考え・発信」することで受験の先にある生きる力を身に付けて頂けることを願っています。