「自分で考えなさい」お子様にお声がけした経験は一度や二度あるのではないでしょか。逆に「どの様に考えたらいいの?」と問い返されると返答に困るものです。この「考える」とは具体的にどのような行為なのでしょうか。そして、「考える」を教えることは出来るのでしょうか?
結論、「考える」は教えることが出来ます。どの様にでしょうか。既に無意識で用いている考える道具を認知させることによってです。人は無意識に複数の「考える道具」を用いて日々の生活を送っています。例えば、食料品店に行ってどちらの野菜を買おうかと選択する際に「比較」という考える道具を用いているのです。
しかし、わざわざ今から比較するぞと意気込んで考える機会は少ないでしょう。「考えるを教える」とはそのわざわざ「意気込んで行う」機会を提供することなのです。考える道具の使い方を理解して、時間をかけて実践すると意図的に考える道具を用いられるようになります。日常生活では体験できない、考える道具の理解、活用、発見の流れを授業で実践します。
さらに大切なのは複数の考える道具を適切な順番で、関連付けて用いられるかという点です。一つの道具を個別に理解し、単品で実践しても作品として形あるものを作り上げることはできません。なぜなら、各道具には役割があるからです。こくごネットでは個々の考える道具の認知、実践だけでなく、数ある考える道具を結び合わせて活用し作品を仕上げるノウハウを指導します。
考える道具を有機的に用いられるようになった時、「私らしさ」を付加できるのです。