お子様に部屋やカバンの中の整理整頓を促した経験は少なからずおありではないでしょうか。
綺麗に整っているお部屋もあれば、なかなか片付けられない場合もあるかもしれません。
何気ない日常のひとコマですが、この整理整頓という作業は「読み・書き」においても
必要な作業、というよりは土台となる重要な力です。

例えば、服の整理整頓を想像してみましょう。様々な服がちらばっています。そして、タンスの各棚にそれぞれの服を順番に入れていきます。一番上の棚には下着、二番目の棚には部屋着、三番目の棚にはズボンというように。では、この作業は「読み・書き」にどのように当てはめられるのでしょうか。服=文、タンス棚=段落と置き換えられるでしょう。つまり、「読み・書き」は文を段落に入れる整理整頓の作業とも言えるのです。

整理整頓の過程には大切な思考の機会が隠れています。それは「境界線を引く」という思考です。
先ほどの例で”一番の棚には下着、二番目の棚には。。。”とタンス棚の境界が決められていました。
幼い頃は親の皆さんがその境界線の線引きをなされていたことでしょう。
しかし、この境界線の線引きを実施することこそ思考そのものなのです。
ではお子様が整理整頓を実施するとき、どの様に境界線を引くでしょうか。
ぜひ観察なされて下さい。その時に個性、新たな発見が生まれるのです。

こくごネットでは「読み・書き」における境界線の線引きを一緒に進めます。
自ら境界線を引くことにより段落を作り出し、自ら書いた文の整理整頓をやり遂げるのです。